こんにちは、学部3年の久保です。
先日ワイヤーカット加工を行いました。
原理を簡単に説明すると、金属板から
欲しい形を切り出すために、非常に細い
ワイヤーで切断するものです。
今回使ったワイヤーはφ0.025 mmの
真鍮でできたワイヤーでした。
ワイヤーから金属に対して高電圧で
放電し、局部的な熱で金属を溶かすことで切断します。

歯車のような形状(セレーション)
をテストカットしました
人の手ではこのような複雑な形状は
削りだせないため、非常に便利な
機械です。
しかし、機械自体の値段、消費電力
使い捨てのワイヤーを見るとコストは
高くつきそうです…。

試作品はこんな感じです
切断面は思いの他なめらかでした。
切断した板材はA5052(アルミ板)
厚みは3 mmでした。加工時間は
ざっと5分くらいでした。
機械の一通りの使い方と、歯車の設計も
できたため、とても面白い経験に
なりました。


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