東京電機大学理工学部 機械工学系

2004年卒業 富岡哲也

自動車工学研究室(佐野研究室)所属
自動車部初代、創部メンバー
自動車部が無かったから作りました。

現役時代の担当
フォーミュラSAE フレーム担当

好きな言葉
富士山は、登ろうと心に決めた人だけが登ったのだ。散歩ついでに登った人は一人もいない。
(ちなみに私は実際には登ったことはありません)何事も、気になったらとにかく始めてみる。

卒業後の就職先、専門分野、現在など
(株)スズキスポーツ 車体設計部門にて、主に競技用車両(JWRC、WRC、PPHIC、キットカー)の開発。
車体設計を希望した理由は、開発ピラミッドの上流にて、一部品だけでなく車両の全体に関わりたいと思ったから。元々、狭い所にパズルして押し込むのが好き(パッケージングレイアウト好き)
⇒チームのWRC撤退と同時期に転職して、現在は家業に入った。

就職先で生きたこと、TDU夢工房経験者ならではのこと
研修後の正式配属後、数年先輩方に混じっていきなり設計業務第一線に加わることが出来た。
いきなり車体図面を描き始めたところ、先輩方ドン引き。
凄いヤツが来た、と言われていたが、口先だけじゃなかった。本当に描いてるよ…と聞こえた。
恐らくは、普通の会社からするとかなりハードな環境だったと思うが、夢工房の経験があったため、そこまで苦ではなかった。
むしろ、もっとやらなくて大丈夫か?こんな事では世界一は獲れないぞ、と言い続けた。

特に印象に残っている、現役当時の出来事
徹夜続きのアメリカ大会で、佐野先生から鬼の形相で言われたこと。今でも鮮明に記憶している。
『夜は寝る為にあるんじゃない、仕事する為にあるんだ』『自分が凡人と思うなら、トップに負けないだけの努力をしなさい。本気で差を埋めたいのなら、少しでも時間を増やして勝負するしかないんだ』と言われた。
おやじさん(本田宗一郎氏)の元で働いていた方だけに、重みが違った。
これらは今でも教訓として、私のありとあらゆる場面で生きています。

現役生にメッセージ
前職場では、耳にタコが出来るほど言われ続けたことがあります。
『常に本質を見極めろ。本質を見据えて行動しろ』
開発は数カ月にも及ぶ長い道のりで、自分の現在位置を見失いがちです。
目の前の仕事は本当に正しいのか?本当に必要なのか?他にベストな道はないか?
ゴールに向かって最短距離で走っているか?ゴールがズレてないか?常に自問自答して下さい。
この夢工房にいる君たちはとても幸運です。正直、この環境に居るだけで既に同期とは差がついています。
何故なら、優勝という一つの目標に向かって、こんなにも全てを出し切って開発出来る環境は、この先の人生でも、そうそう無いからです。全ては自分次第。今は大変かと思いますが、負けないで。
ここで努力した分だけ、その後の人生で大きな大きなリターンが返ってきます。卒業後に分かります。
人生は一度きり。後で後悔しないように、Do your best!