日記



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2012/12/31
こんにちは、田口です。
今年も残すとことあとわずかとなり、今年一年を振り返っている今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
今年のチームは日本大会、オーストラリア大会と2つの大会に参戦し、我々にとってとても有意義な1年となりました。
これも皆様のご支援とご協力があったからに他なりません。
1年間本当にありがとうございました。

そうそう、今日は3年加藤と共に夢工房室の掃除を行いました。
これで夢工房も綺麗な姿で新年を迎えられそうです。
それでは皆さん良いお年を(田口)


2012年 オーストラリア大会
エンデュランスを走行するRF07Z

  
2012/12/30
こんばんは、ジャッキーです。
今年2012年も残すとことあと1日となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私達は年末にも関わらず、大学のバス駐車場を使用してマシンのテスト走行を行いました。
テスト内容は、大会のイベントの一つであるスキッドパッド(8の字旋回)と
オートクロス(パイロンコース1周)/エンデュランス(22kmの耐久レース)のコースレイアウトに
多く含まれるスラローム区間のタイム向上のためのセッティングを行いました。

今日はあいにくの雨でしたが、レースはどんな天候になるかわからないため
こういった天候のセッティングデータも重要となります。

テスト開始は8:30、午前中はスキッドパッドに合わせたセッティングを行い
午後からスラロームに合わせたセッティングを煮詰めました。
次のマシンに繋がる貴重なデータを取ることができ、とても有意義なテストとなりました。
また、オーストラリア大会前に十分なテストを行えなかったことで
マシンのポテンシャルを引き出せていなかったのだと、今回のテストで知ることが出来ました。

セッティングを煮詰めれば煮詰めるほど速くなるマシンを見て
改めて、マシンのセッティング時間を多く取る重要性を実感した今日この頃。

(加藤)


スラローム走行のテスト中


  
2012/12/29
こんばんは、そしてはじめまして。
先月新たにチームメンバーに加わりました学部3年生の江口と申します
みなさんよろしくお願い致します!
学校は今週から冬期休業なので、授業がなくなる分
丸一日活動に専念できる環境にあります。
今日は工房にて今年度の活動報告書の作成を進めるメンバーと
明日、大学敷地内を使って行うテスト走行のための整備をするメンバーとに分かれて
活動しておりました。
明日は年内最後のテスト走行を行い、特にオーストラリアで結果を残せなかった
スキッドパッドを中心に走行を重ねてマシンの評価をします。
どのような結果がでるのか楽しみです。(江口)


明日のテスト走行中の時定を上級生と綿密に打ち合わせます。


  
2012/12/28
こんばんは、岸です。
今週はRF07Zのテスト走行がほぼ毎日あり、色々なことを試して、たくさんの収穫があります。
また、オーストラリアでのトラブル続きの状況が信じられないほどトラブルが少なく、満足のいくテストができています。
これが大会の前だったら大会ではさらに高い順位を獲得できていたのだろうと思うと、もったいないなと思います。
来年の大会は、スケジュールをしっかり組んで、十分なテストをしてから大会に臨めるようにします。
そうすれば、結果はおのずとついてくるのだと思います。(岸)

  
2012/12/26
こんばんは、松澤です。
只今、報告書を書いています。
チームのマシンがエンデュランスを完走した時、それはそれは嬉しく思いました。
自分の設計した部品やシステムがしっかりと役割を果たしたというのにも、また違った喜びを感じました。
寒い日が続いていますが、チームは毎日のようにテスト走行を行なっています。
今日は大会で得たデータを元に、車の性能を更に引き出せるようセッティングを行いました。
すべての大会が終わり、開発と開発の合間にある今この時期は
チームのこれからに大きく関わってくる時でもあります。
今のチームに対して自分は何ができるのか、またチームはどうあるべきなのかということを考えながら
時間を有効に使っていきたいと思います。(松澤)


出撃を待つRF07Z

  
2012/12/25
こんにちは、田口です。
本日はクイック羽生様でテスト走行を行いました。
オーストラリア大会ではテスト不足によりベストなセッティングで走行することができませんでした。
今回のテスト走行は、オーストラリア大会で走行したセッティングからベストセッティングにしてタイムがどれくらい良くなるか比較します。
そして、今のマシンに何が足りないのかを発見し、来年のマシン開発に反映させていくことが目的です。
今日のテスト走行で1秒も速くなりました。
セッティング次第でマシンの性能が大きく変わることを実感したと同時に、今のマシンがどれほどのポテンシャルを持っているのか楽しみです(田口)


テスト走行で周回を重ねるRF07Z

    

2012/12/24

こんにちは、佐藤です。
本日早速テスト走行を行いました。明日からのテスト走行するにあたっての動作確認です。
明日のテストはクイック羽生様で走らせて頂きます。来年に向けて、マシンの状態やセッティングを改善していき、問題の早期発見をしていきます。早いうちに課題を挙げることができれば、
開発もスムーズに進むはずです。次期マシンの開発が楽しみです。(佐藤)



今夜のテスト走行の様子

    

2012/12/23

こんばんは藤井です。

マシンが帰ってきたので早速テスト走行を明日から行います。
今回のテスト走行は、オーストラリア大会で出てきた問題点の解決と、次回大会の車両開発に向けてどの部分を改善していったら良いのかを洗い出すために行います。
早いうちに改善できる部分を見つけて来年こそ優勝できるマシンを作ります!(藤井)



オーバーホール中

    

2012/12/22
どうも、お久ぶりです。
溶接焼けと日焼けで鼻頭を赤くして帰国したジャッキーです。

オーストラリアから帰国して10日が経ちました。
今回のオーストラリア大会でチームは、4年ぶりのエンデュランス完走、6年ぶりの総合順位1桁台(9位)という成績を残すことができ、次大会への大きなステップを踏み出すことができました。
このような結果を残すことが出来たのも、大会前、大会中とチームが様々な問題にぶつかったとき
学内関係者、スポンサー様、応援して下さる多くの皆様のご協力とご声援があったからこそです。
本当にありがとうございました。

しかし、今大会は個人的に課題の残る大会でもありました。
特に、チームの広報として皆様にチームの情報を提供する重要な役目を担っているにも関わらず
遠征中の日記の更新が滞ってしまった日があったりと、チームの情報発信源として機能していなかったことについて皆様にお詫びするとともに、来年以降同じことを引き起こさないように尽力していきます。

さて、話は変わりますが、本日、オーストラリアから私達のマシンが無事帰ってきました。
これからは、マシンを走らせて大会で収集しきれなかった実走行でのデータを収集し、次のマシン開発に活かします。更に速いマシンを開発するために、自分自身のスキルアップも欠かさず行っていかねければ!!(加藤)



無事に帰ってきたRF07Z
(AU大会参戦車両)

    

2012/12/21

こんばんは。石井です。
早いものでオーストラリアから帰国して一週間が経ちました。
私は、4年生にして初めての海外遠征でしたが、個人的にもチーム的にも得る物の多い大会となりました。
そして、現在はオーストラリア大会にて起きたトラブルの要因を抽出し、解析を行なっているところです。
この大会での失敗から得られたものを無駄にせず、来年度のチーム体制に活かします。(石井)


データを解析するイケさんこと田口

    

2012/12/19

こんばんは、松澤です。 オーストラリア大会が終わり、帰国しました。
さて、今は今年度の活動をまとめる報告書の作成を行なっています。
一年生の自分はチームに加わってからまだ数ヶ月ですが、様々な部品を設計製作してきました。
ご支援頂いているスポンサーの皆さんには報告書を通して、自分たちが今年度何を開発したのか
そして大会で何があったのかを伝えていきたいと思います。(松澤)


長い道のりになりそうです。

    

2012/12/18

こんばんは、岸です。
私は大会ではドライバーを務めました。
ドライバーに決まったのは10月の上旬のことで、それまで一度もカートにも乗ったことがない自分が務まるのか不安でした。
それでもカートで練習を重ねていくうちにタイムも伸びてきてなんとなく自信がついてきました。
しかし、我々のマシンであるRF07Zに乗ったのは遠征前に1度と現地で1度の計2度だけだったので、大会のイベントを走りきることができるか不安でした。
そして迎えた本番。
私は1周のタイムアタックであるオートクロスと16周の耐久であるエンデュランスを走りました。
意外にもスタート前はあまり緊張せず、リラックスしてイベントに臨めました。
オートクロスでは途中でエンジントラブルがありましたが、エンデュランスではセカンドドライバーの田口にバトンタッチすることができました。
今回の大会で自分のドライビングにもいろいろ課題が見つかりました。
もっと頑張って速くなります。(岸)


無事に走り切れました

    

2012/12/16

お久しぶりです。松下です。
オーストラリアでこんがり焼けた肌の皮が早くも剥け始めた今日この頃です。

帰国後、「今年は完走できて良かったね」といわれることが多いですが、 「一番」のマシンを目指しているのに入賞どころか「完走」で評価されてしまう現状になんとなく私は悔しい気持ちになってしまうのです。 また、サスペンション担当としても、もっとセッティングを煮つめたかったという思いがあります。
とはいえ、大会では様々なトラブルに直面しても最後まで諦めず何とか乗り越えエンデュランスを完走したことは非常に良い経験になりました。 もっと成長して「優勝おめでとう!」といわれるように頑張ります!(松下)


現地のレストランででカンガルーのヒレ肉を食べましたがおいしかったです

    

2012/12/15

こんにちは、佐藤です。
4年ぶりにエンデュランスを完走し、フューエルエコノミー2位。
動的イベントを2つロストし静的イベントも満足のいく結果ではなかったものの、総合9位をものにしたオーストラリア大会。
まだまだ課題が山積みで、まだまだチームは成長しなければならないと感じました。
現地では、英語でコミュニケーションをとらなければならず、普段全く使わない言語だったため会話に苦しみ、マシンのトラブルは他大学に多大な協力をして頂きました。悩み、苦しみ、
助けられ、とても良い経験ができました。
この経験を今後の活動や来年の大会に活かして、優勝できるよう成長していきます。
来年は一段と大きな成長をとげてレベルアップしていきますので、
今後ともよろしくお願い致します。(佐藤)


今回お世話になったRMIT大学
本当に感謝です

    

2012/12/14
こんにちは、帰国後初日記の田口です。
今大会は遠征も含めて、様々なことをやりました。
車両の発送に関わる仕事からチームリーダーやパワートレイン担当、英文でのメールのやり取りなど...
この活動でないと、学生のうちでは中々できないことを体験しました。

そして、4年ぶりのエンデュランス完走。
恥ずかしい響きですが、チームにとっては来年に繋がるとても有意義な大会となりました。
さらに、フューエルエコノミー2位!!
今年の夏にエンジンダイナモを回して頑張った結果がこういう形で現れたのだと思います。
これもまたひとつの自信になり、またひとつ成長できたなと思えた出来事でした。

これからチームは来年に向けスタート致します。
今後とも、よろしくお願いします。(田口)


エンデュランス周回を重ねるRF07Z

    

2012/12/13
こんばんは、藤井です。
メンバー一同無事帰国しました。
さて、大会の結果は

コストイベント 4位
デザインイベント 17位
プレゼンテーションイベント 18位

エンデュランス 7位
フューエルエコノミー 2位
オートクロス 11位
アクセラレーション 未出走
スキッドパッド 未出走

総合 9位/21チーム

4年ぶりにエンデュランス完走、フューエルエコノミーでは2位を獲得することができ、6年ぶりに一桁の順位を獲得をすることが出来ました。
その反面静的イベントでは、満足な結果とはならず次回の大会に向けて改善する項目が見えてきました。

前回までの日記にも書かれているように、オーストラリア遠征中に様々なトラブルに見舞われながらもエンデュランスを完走させることができチームの良い点、悪い点が見えてきてとても良い経験となりました。

この経験を活かして来年度優勝できるマシンを作り上げていきますので、これからもよろしくお願いいたします。
(藤井)


フューエルエコノミー2位!!

    

2012/12/10
オーストラリア大会 カーススワップイベント

さて、イベントが終了した今日ですが、今日もまたイベントがあるのです。
それはどんなイベントかというと、有体にいえば”お互いのマシンを乗合っこして技術を高め合いましょう”というもの。
もちろん、参加は自由参加ですし、自分たちのマシンには乗せたくない、というのもOK

我々はこんな機会滅多とないと意気込んで参加したのですが、あいにく昨日のエンデュランスで車軸周りにダメージを抱えてしまったため、 我がマシンを貸し出すことはできません。我々は技術をシークレットにするより、互いに良いところ悪いところを見て体感した方が己が為になると考えるため、 是非乗ってもらいたいところでした。もしかしたら我々が気づいていないことを指摘してくれるかもしれませんし。

さて、我々がマシンを出さないのに載せてもらえるのかと、少々懸念していると、仲良しチームのRMITのマシンに乗せて貰えることに。
情報の収集能力や技術的な要件からドライバーは我がチームの輝ける顔、イケさんこと田口が乗車。
期待に胸ふくらませる輝かしい顔で、コースに出ていきます。
RMITはヨーロッパラウンドで総合優勝したことがあるだけにマシンの仕上がりは素晴らしいものです。 しかし、RMITのマシンも今大会が初大会。まだ煮詰めることは多くあるようです。
とはいうものの、我々のマシンに対してやはり、アドバンテージがあり、改めてライバルのレベルの高さを思い知りました。


RMITのマシンに乗りこむ田口

    

2012/12/09
オーストラリア大会スペシャル イベント最終日

迎えた大会最終日。この日はメインイベントとも言えるエンデュランスが行われます。

マシンの状況は昨日生じたトラブルの原因究明を行います。
この日は、昨日天候悪化によりゲートクローズが早まったため、その補填を含めてゲートオープンの時間が早まったようです。 6時から会場入りした我々は早速作業に取り掛かる。
エンジンの問題や、エンジン内の消耗部品の寿命を考慮し、エンジンを載せ換えることを決断。
毎度おなじみの会場ピット内エンジン交換です。普段からエンジンの積み下ろしをよく行っている我々はスピーディにエンジンを交換。 予定よりは少々遅れたものの、いざエンデュランスへ!



がしかし!ここでシフトの誤組み付けが発覚。
急遽、組み直しを試みるも、午前のエンデュランス(1ヒート目)はタイムオーバーで午後に持ち越しです。
ここオーストラリア大会では、通常の大会と異なり、エンデュランスが2回行われ、どちらか良い方が、成績に反映されるすばらしい条件なのです。



シフトの組み直しと入念な確認を行い、確認走行のためにプラクティスエリアへ。
エンジン始動。走行開始。
マシンは順調に走っているように見えます。今のところはトラブルなし。 しかし、昨日のことを考えると油断はできません。
メンバーは時間あらばマシンの各部をチェックして回ります。



そしてエンデュランス2本目に挑みます。
ファーストドライバーは1年生の期待の星、岸です。
岸にとってパイロンコースでの走行は初めて、さらにマシンに乗った実績も少ないため、メンバーは若干の不安を残します。
でもきっと大丈夫。彼のことだからすんなりフィニッシュして、いつものように”普通でしたよ”と言ってくれると我々は信じる他にない。
セカンドドライバーはエースの田口。



待機エリアの待機マシンが次々とスタートし、我々の番が回ってくる。
エンジンは問題なく始動。
スタートのフラッグが振られるのを待つ。



フラッグが上がる。
エンデュランススタート。
1年岸は大会の雰囲気に高揚することなく、マイペースな走りで、1周目を通過。
そのまま順調に走行を重ね、無事12周のスティントを終えた。彼はきっと大物になる!
そしてドライバー交代。
田口が乗り込み、エンジン始動。
再始動性に問題はなし。
日本大会に雪辱の残る田口は安全マージンを残して周回を重ねる。
途中パイロンにひっかけ、マシンにパイロンが挟まって外れないアクシデントが発生。
しかし、走行に支障はないため、そのまま走行。パイロンを搭載しているものの、走り自体は順調といえる。 1周でパイロンは外れ、コース上のマシンを続けて2台オーバーテイク。
マシンの状態はベストには程遠いながらも、ポテンシャルは十分に秘めているとオーストラリアで示すことができた。
そして、危なげない走りで12周、トータル22kmの距離をマシンは走りきった。
4年ぶりのエンデュランス完走である!
チームにとって喜びの歓声が響く。

ロストしたイベントもあるため、目標の優勝には遠く及ばないだろうが、次につなげる足がかりができた。
ゴール後は使用燃料を計量して、イベント終了である。



残すはアワードセレモニー。
今回、賞の獲得は期待できないが、エンデュランスの結果はまだ分からない。
チームは期待を胸に表彰式に参加した。



我々は立ち会った!最後の最後で女神がほほ笑む時を。
燃費において何と2位獲得!



今大会でようやく花が咲きました。最後のエンデュランスは今大会のハイライト。
喜びに満ちるメンバーの顔は明るくライトに照らされたように輝いています。
総合成績では9位。
まだまだ満足できる結果ではありませんが、ここ数年停滞していたチームにとって、前向きになれる結果です。
最後は今大会でも非常に沢山助けて頂いたRMIT大学と一緒に記念撮影。
明日は、この会場でイベントが開催されます。

    

〜本日の最後に〜
今大会は総合成績9位(21チーム中)という結果となり、期待して頂いている皆様のご期待に最大限こたえることが出来ませんでしたが、 こうして大会に参戦できたのも、私どもの無理難題に心くご協力いただいたスポンサーの方々や、学内外の皆様のご協力があってこそです。 一時はもう無理かとも考える程でしたが、皆様に支えられ、諦めることなくトライすることができ、チーム一同大きく前へ一歩踏み出すことができました。 この度は、本当にありがとうございました。そして私たちはこれからも前を見て、常に頂点を目指して挑戦し続けますので、これからも宜しくお願い致します。
(チーム一同)

    

2012/12/08
オーストラリア大会スペシャル 第2段

本日は大会3日目にして動的イベントの日!
これからどうなる!?素晴らしい走りなるか!?

昨日の日記で書きましたが、万全を喫するため、若干の不安があった車軸周りの整備のため、部品を持ち台していました。

朝からの作業は、まずこの整備済み部品をマシンに組み付けることから。 部品を組み付けたらマシンを本日のファーストイベントであるスキッドパッドエリアへ。
スキッドパッドは当チームのマシンにとって好成績が期待できるイベント、なるか1位返り咲き!?



がしかし!ここでトラブルが発生しました。
スキッドパッド出走と同時になんとエンジンがストールしてしまうトラブルに見舞われてしまった。
前日までは何事もなく走っていたのにどうしたことか。 やはり、トラブルというのは一番時間がない時に、一番まずいタイミングで起こるものなのだ。



チームはすぐさまピットにマシンを戻し、トラブルシュートに取り掛かる。
ワイヤーハーネス、ECU(エンジンコントロールユニット)、各種センサ、エンジン本体、など考えられる部分をしらみつぶしにあたっていきます。 いくつかの不安要素を改善し、再びトライ!
練習走行を行っている時間はない。タラブルが解決したかは分からないが、一か八かのぶっつけ本番だ!



しかし、レースの女神はチームに微笑んではくれない。
やはり、1本目と同じくエンジンがストールしてしまう。
女神は我々に常に修羅場を用意する。エンジニアの卵よ、決してあきらめるな、常に精進せよ!とでもいうかのように。
そうしている間に、イベントクローズの時間を迎える。同じくしてアクセラレーションもイベントロストが決定。 しかし、落胆している時間はない。同日にオートクロスが行われるからだ。休む間もなくマシンをピットに戻し、トラブルシュートを続行。



今度は女神が微笑んだ!?
その後、トラブルが解決、どうやらECUが故障していたようである。 機能は正常に正常に動作していたのに今日になってこれである。ECUトラブルは今回が初めて。
どんなものでも万全ではない。トラブルには何事も疑いを持って対処しなければならない。プラス、トラブルへの順位づけが重要である。

そして迎えたオートクロス1本目。
ドライバーは当チームの輝く一番星の田口である。 日本大会のドライビングミスの雪辱を晴らすがごとく、アタックする。
そして無事フィニッシュ。
続いて、1年の期待の星、岸がドライバーを担当。
しかし、再びトラブル発生。 コース上で止まってしまう。 トラブルシュートをしたいが、イベント終了までマシンを改修できない。 ここは、大人しく待つよりほかにない。
小一時間の待機の末、マシンを回収。早速トラブルシュートに取り掛かる。

しかし、トラブルはいまだ解決をみない。
どうするどうなる!?結果はまた明日に続く。
明日はいよいよ、ラストイベントのエンデュランス。
続報を待て!(新井)



    

2012/12/07
オーストラリア大会スペシャル
通常よりスペシャルな内容でお送りします。

日記が滞ってしまい申し訳ありませんでした。
ご存知かもしれませんが、今、当チームはオーストラリアメルボルンにてFormula SAE Australasia大会に参戦しています。 ネットワークの関係上、現地では更新が難しいので、ここは日本で待機している新井からの中継でお送りします。

さて、昨月28日から遠征に出発したチームは現在大会2日目を迎えています。
1日目は主に受付とミーティングが行われました。プラス昨年の上位チームが優先的に車検を受けます。 当チームは、昨年大会で上位入賞を果たすことができなかったため、大会2日目(つまり今日)に車検を受けます。 1日目では車検を受けることはできませんが、車検一発通過を目指し、念入りにメンテナンスを行います。
大会2日目は車検の他、静的イベント(デザインイベント、コストイベント、プレゼンテーションイベント)が行われるため、 一発通過を目指さないと、車検が3日目にもつれこんでしまい、動的イベントに致命的な影響を与えることがあるのです。



まず、最初に行われるのはコストイベントです。
昨年は2位という好成績を収めたため、今年は頂点を目指し必死にアピールを行います。 今回は海外遠征初のメンバーが半数を占めるため、みな緊張した面持ちでしたが、コミュニケーションを積極的に取っていきます。 フィーリングとしてはまずまず。ベストとはまったく言えませんが、無難にこなしました。
はたして結果はどう出るのか!? 当チームが好成績を収める事が出来るイベントなので期待です!



続いて行われたのが、テクニカルインスぺクション。静的な検査にてレギュレーションの要求を満たしているかチェックします。 熟成を重ねてきたRF07タイプなので、若干の指摘はあったものの、比較的スムーズにこなしています。
指摘項目は次に迎えるデザインイベントの後に再車検を受けます。



そして、迎えたデザインイベント。オーストラリア大会で初めてデビューした軽量小型パッケージのオリジンとしてジャッジの興味は上々です。
今回のマシンはホイール、車軸周りのサスペンション部品とフレームを大幅改良しているため、より旋回性能が向上したことをアピールしていきます。
イベントの雰囲気は和気あいあいと進行し、手ごたえは上々。結果に期待です!



そして再車検。指摘項目は改修が容易なものばかりだったので、すんなりとクリア。
ここまで、非常にスムーズです。昨年までの苦戦が嘘のよう。全体の中でもかなりスムーズにこなしている!?
なぜ、スムーズか?最初からスムーズではありません!オーストラリアに到着してからの直前テストではテスト走行不足によるトラブルが続出し、非常に忙しい日々を過ごしていたのです。 その甲斐あって、今現在はこのスムーズさ。しかし、気は抜けません。まだ車検は通過していません。静的な車検は終わりましたが、これから、チルトテスト(横転限界、燃料漏れ)、ブレーキ(制動性能)、ノイズ(騒音)の試験をクリアしなければなりません。
静的な検査の後、そのままチルトテストエリアへ直行。
徐々に傾くRF07Z。角度は45度に到達。燃料漏れはなし!
そしてさらに傾斜が付きレギュレーション規定の60度。微動だにしない我がマシン。低重心はRF07Zの武器。60度程度の傾斜は何とも…、60度以上傾いて見えるけれど、いずれにしてもこの程度問題なし!!



続くテストはノイズテストです。ここを通過するとそのまま加速し、ブレーキテストに移行します。
ここでの懸念はノイズ!ブレーキは我がチームオリジナルのスペシャルキャリパーが絶大な効力を発揮しているため、心配は無用。
ノイズはチームがずっと抱えている問題の一つ。実は当チームが使用するエンジンはノイズ対策が難しいのです。
サイレンサーを開発した3年生の加藤は固唾をのんで見守ります。そしてスタータースイッチON。
日本大会ではエンジン始動に苦戦しましたが、現地で念入りに始動性改善を行ったため、比較的スムーズに始動しました。

そして、規定回転数である7500回転に。結果は無事規定音圧レベル内でクリア。 散々苦戦していた加藤は一安心です。
ブレーキテストもそのまま難なくクリア。

ノーズコーン上部に車検をすべて通過したことを示す四角いSAEのステッカーが貼られます。
これで車検はクリア。問題という問題も起きず、なかなかの早さでパス。
なんと全体でも1番か2番という早さなんです。これで、明日の動的イベントに備え、念入りに調整することができます。



    

そして本日ラストがプレゼンテーション。
担当は1年生であり、初海外遠征の岸。英語でのプレゼンテーションはもちろん初めてですが、なんとか無難にこなせたようです。
どうだ!?という質問に対し、「普通です」という言葉とともにさわやかな笑顔。
彼の笑顔ははたして何を意味するのか!?結果が楽しみです。

明日になれば、動的イベントと上位3から5チームで行われるデザインイベントファイナルが行われます。
動的イベントに万全の態勢で臨むため、大会会場からRMIT大学のワークショップを借りてメンテナンスを行います。

というハードなスケジュールをこなしている遠征メンバー。
日本にいる私新井も固唾をのんで見守っている状況です。
イベントは半分消化した!しかし、本当の勝負はこれからだ!油断大敵、心して臨め!
と私はメルボルンの方角であろう地平線にむかって願掛けするのです。
え?普通空じゃないかって?だって空だとメルボルンに届かないでしょ?
ではまた明日。(新井)




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