こんにちは、学部3年の久保です。
先日アルミパイプの試験曲げを
行いました。先輩の卒研の手伝い
という形だったのですが
熱を入れてのアルミパイプ曲げは
初だったので、非常に面白かったです。
鉄でもアルミでもパイプを曲げたことの
ある方ならご存知だとは思うのですが
熱を入れすぎたり、曲げの半径が小さいとパイプが潰れますよね?
それを回避するためにパイプの中には
パンパンに砂を詰めています。
そして、曲げ治具にセットし
熱を入れながら曲げていくわけ
なのですが、ここでトラブル発生 !

基本的に曲げたいポイントに
バーナーで火を当てて熱すると
一番温度の高いところから曲がってくれるのですが、なんとアルミパイプは
必ずしも熱しているポイントからは
曲がらないのです !
アルミパイプは鉄パイプに比べると
曲がり始める温度が低く、
(肉厚、パイプ径にもよりますが
実測200℃付近くらい…)
その時に熱している部分より前に
熱した部分(既に曲げ終わった部分)も
十分曲がる温度に達していたようです。
アルミは銅、銀についで熱伝導率の
高い金属ですし、それも影響していた
のかも知れません。
最終的な対策は一部分曲げたら
その部分を冷却するために少し
時間をおくことと、火の当てる向きを
工夫しました。
不格好ではありますがなんとか
狙い通りの曲げ半径になりました !

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