こんにちは、学部2年の小林です。
本日はフライス盤の新しいミーリングチャックを使うために必要な工具を作る
準備をしていました。

工具を取り付け金属を切削します。
工具を作るとは言いましたが、そんな大層なことではなく、
ミーリングチャックをフライス盤の主軸頭に取り付ける時に使用する
長いボルトを作ります。
今回欲しいボルトは3/8-16UNCで首下200mmのボルトです。
3/8というのはインチ企画のねじです。
普段私たちが日本で使っているボルトのほとんどが
単位がミリのねじ
(メトリックねじということもあるそうです。)です。
今回の3/8-16UNCのねじは、インチ単位のねじ(こちらはインペリアルねじというそうです。)です。
今回ボルトをなぜ作るのかというと、インチ規格でこんなに長いボルトを
手に入れるのは、大変だからです。

具体的にはどうするのかというと、3/8インチに近しい径で、200mmよりも長いボルトを買ってきて、加工します。
1インチは25.4mmなので、3/8インチは9.525mmなので
外径が10mmのねじが近いですね。
そこで、外径が10mmで230mmのM10ボルトを購入しました。
ねじの部分を切り落として、3/8-16のダイスで新たにねじを切れば完成です。
旋盤でねじ部を切り落とし、10mmだと少し大きので外径を削りました。

後は、ダイスでねじを切るだけでしたが、切り始めると全然ダイスが切れていきません。
径を間違えたかもと不安になり確認しますが
径は間違っていません。
でも固くてねじが切れません。
このねじはクロモリという硬い材料でできているのでハイスでできているダイスで切るのは難しいかもしれないと思い
第二の手段です。
第二の手段は、旋盤でねじを切ります。
これから旋盤でのねじ切りに挑戦します。
できたら報告します。
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