こんにちは、学部3年の久保です。
現在はフレームの開発を進めながら
次年度マシンの開発のネタを考えています。
我々が参戦するオーストラリア大会は
スラローム区間(蛇行区間)がコースの7割を占めているので
そこを他チームよりも早く走ることが勝利の鍵を握ります。
そのためにはマシンのヨー応答性(マシンの向きの変わりやすさ)が
どのマシンよりも高い必要があります。
ヨー応答性が非常に高いマシンは運転するのが難しいです。(我々学生にとって)
マシンの向きが変わりやすいということは、フロントタイヤの発生させる
CF(コーナリングフォース)がリアタイヤの発生させるCFを上回る
オーバーステアの傾向にあります。そのためスラロームの走行速度を
高めれば、マシンの受ける遠心力も高まるため、リアタイヤのCFが遠心力以下に
なった瞬間から、リアタイヤは滑り始めます。最悪スピンします。
つまり、最も早く走るにはリアタイヤが滑り始めるギリギリを攻めなければ
なりません。それをドライバーのテクニックでなんとかするのもひとつの
手段ですが、私は制御でコントロールする方が良いと思っています。
その制御のネタをたくさん出して、来年度のマシンに組み込みます。

旋盤でアルミ材を加工する1年生のヒロヨシ
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