種子島ロケットコンテスト2018
種子島ロケットコンテスト2018では、CanSatを気球で地上から50 mまで上昇させ、パラシュートで降下、着地し、決められた目標地点に自律制御で走行します。競技は、目標地点に機体がどれだけ近づけたかとプレゼンテーションの2つで審査されます。
この大会に向けて目標地点にゴールするために、2輪ローバーよりも高い走破性を持つ4輪駆動を採用することによって絶対スタックせず、更にボディに炭素繊維複合材を使用し、落下衝撃を分散するモノコック構造を用いて耐衝撃性を高め、信頼性を上げる開発を行いました。
今大会では制御トラブルによってパラシュートと機体が切り離され、上空20mから自由落下しましたが、損傷なく走行することが出来ました。そして目標地点のゴールを機体が捜索し、目標地点を見つけることに成功しました。これはチーム結成から初めての快挙です。
次の大会では目標地点でのゴールを目指して、人工知能で機体自身が走行の最適化をすることで、環境が変わっても絶対にゴールする機体を開発し、優勝します。
ARLISS 2018
今回私たちはレーシングカーなどで採用されているカーボン複合材を使用した機体で他チームを圧倒する速度で走行するローバーに挑戦しました。
しかし、打ち上げ前にモーターが損傷して動作しなくなり走行できなくなりました。
この状況の中で私たちは高性能な加速度センサーを搭載したことで、打ち上げから着地までの間にどのくらいの衝撃が加わったのかが分かり、
上空や着地時などの詳細な動きが見えてきました。これにより電装系統や機構面などの信頼性をより向上させた機体を作るためのデータを得ることができました。
これからは得られた加速度データと大会を通して見つかった改善点をもとに開発し、試験を多く行い信頼性を向上させて来年の種子島ロケットコンテストARLISS 2019で優勝を目指します!