Yes, I Can 「わたしはできる」

大橋 憲悟 2019年度 学部卒業

自動車工学研究室所属(小平研)所属
TDU Space Project チームリーダー

参戦イベント
2016年 ARLISS
2017年 種子島ロケットコンテスト
2017年 ARLISS
2018年 種子島ロケットコンテスト
2018年 ARLISS
2019年 種子島ロケットコンテスト
2019年 ARLISS

ARLISS:A Rocket Launch for International Student Satellites
ネバダ州のブラックロック・デザートで行われる模擬惑星探査機CanSatの打ち上げ実証実験でもありコンペティションでもある

現役時代の担当
CanSatチームリーダー / なんでも担当
(メカ主担当で制御・電装もやりました)

ネバダ州のブラックロック・デザートで行われた2019年のARLISSにて

好きな言葉
アメリカの成功哲学者、ナポレオン・ヒルの「Yes, I Can 」という詩です。
夢工房時代から常に筆箱に入れて辛いときに見て気合を入れてました。今も職場の筆箱に入ってます。

できると思う心のどこかに、無理かもしれないと思う心があると、次から次に無理が出てくる。
負けるかもしれないと思う心があると、そこであなたは負ける。
もうダメかなと思う心があると、そこからあなたはダメになる。
失敗しそうだなと思う心があると、あなたは確かに失敗する。

成功している人を見なさい。最後まで成功を願い続けた人だけが成功しているではないか。

すべては「あなたの心」が決めるのだ。
もしあなたがそうしたいなら あなたはその通りのことができる。

さぁ、出発だ

強い人が必ず勝つとは限らない
すばしっこい人が勝つとは限らない
頭の良い人が必ず勝つとは限らない

Yes, I Can

「わたしはできる」そう信じている人が、結局は勝つのだ。

卒業後の就職先、専門分野、現在など
新明和工業株式会社
産機システム事業部 線処理システム本部 技術部 所属
→自動車などのワイヤーハーネスに使われる電線を高速で加工する産業機械の機械設計
9割が海外の顧客のため、入社3年目で2週間モロッコへ海外出張
(1人で1週間滞在することになり、若手には異例の武者修行でした)
入社4年目から担当機種の機械部門リーダーとなる
この機種のシェアを世界一にするのが私のミッションです。

就職先で生きたこと、TDU夢工房経験者ならではのこと
 TDU Space Projectの活動を通して、毎年海外大会に出場し、メカ・電気・制御全ての設計をしたことがあるので、今の上司が私をどうしても採用したかったそうです。私は志望していませんでしたが、引き抜かれました(笑)配属されてから、毎日が面白く、天職だと思って仕事しています。

 日々の仕事で夢工房の活動が生かされていると感じるのは、失敗に対する向き合い方です。夢工房の活動は、「世界一」を取るために毎日が全力投球でした。それでも、やはり負けました。その時に、何が悪かったのかと「素直」に自分を見つめなおし、周囲の言葉に耳を傾けることで、「絶対に繰り返さない」と覚悟を決めて行動していました。その考えが身についているため、今でも多くの経験や成長ができていると思います。

特に印象に残っている、現役当時の出来事
 1年生で初めて国際大会(ARLISS)に出場する準備をしていた時の話です。当時はCanSatのことを何もわかっておらず、大会直前なのに機体が出場審査(安全審査)に通過するレベルではありませんでした。そんな状況下で毎日小平先生に指導される日々…もう苦しくて嫌だったので、大会一週間前に「辞めます!!!」って伝えにいきました。その時、小平先生に「本気で勝つためにやっているのだから、辛くないわけないだろ!」と全力で返され、本気で向き合うことの意味を知りました。
 そこから、自分の考えが変わり毎日本気で活動に打ち込んでいきました。その結果、世界で初めてCanSatの四輪駆動ローバーを開発し、世界の強豪校が全員集まって、羨ましそうに驚いていたのは嬉しかったです。

画期的な四輪駆動ローバー

現役生にメッセージ
 大学生という期間を、単なる人生の夏休みにしないことを決めて、世界一を獲得するために全てを捧げている現役生の皆さん!
覚悟をもって行動すれば結果は絶対に変わります。変化と成長を楽しんで、日々の活動を頑張ってください。

 辛いと感じてからが勝負です。夢工房の生活で自分の限界を上げてください。
 今しかないこの大学生活で、今までに経験したことないぐらい全力でもがいてください。
 心から応援しています!(いつでも相談にのるよ!)

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